後藤・石川両氏へのお便り  
投稿者:森谷仁朗  投稿日:2004年 2月15日(日)
  日脚が延びてかすかに春が近づいて来ました。
さて、先に勉強会につき時間を頂戴しましたが、その後言い足りなかった気持が日増しに強くなりました。その結果は「安藤思想は人間愛そのものの思想でありながら、なぜ民衆と結びつかなかったか」という「検証」の必要性でした。つまり説明不足の理由は、継承と同時に検証が我々の「課題」であるにも拘らず、それをあげなかった点にありました。
この視点からスポットをあてれば、安藤思想の1、プロテスト 2、個人主義 3、知的エリートの面が浮かび上がって来ます。そしてこれら一連の実行には「強靭な力」が、前提となっているだけに、エリートならぬ「民衆」にとっては、最も苦手とする三重苦の重荷となります。それでもなお安藤思想に共鳴する以上、我々はこの難問と取り組み浸透させて行く、「応用力」を養わねばなりません。それが孤高のうちにこの世を去られた先生への応えになると信じます。
人間は個的存在であると同時に「類的」存在ですから、勉強会の「連帯」に望みを賭けるばかりです。不一
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